日本におけるゲーム関連の法的問題 - 最近の判例等を中心に -

서지정보

· 발행기관 : 중앙대학교 법학연구원 문화.미디어.엔터테인먼트법연구소
· 수록지 정보 : 문화미디어엔터테인먼트법 / 10권 / 1호 / 67 ~ 98페이지
· 저자명 : 토모유키 카타오카

초록

１　現在、日本のゲーム市場は，スマホ・タブレット向け等のオンラインプラットフォームに主流が移っている中，ゲームにまつわる紛争に関する判例も相当数散見されるとともに，その他の法的問題，例えば，ゲーム内通貨等に関する資金決済法の問題，またいわゆる「コンプガチャ」に関する景品表示法の問題等が，報道されている。 ２ 最近のゲーム関連の判例は多岐にわたり，著作権を問題にするものが多数を占めるが，それ以外にも，不正競争防止法違反が問題となったもの，肖像権，パブリシティ権が問題となったもの，業務委託契約が問題となったもの，ゲーム製作の投資契約が問題となったもの等，様々なものが見られる。 ３ ゲーム内通貨等に関する資金決済法の問題は，有償でゲーム内通貨を発行する場合に，一定の要件を充たすと，発行保証金の供託を義務付けられる等，ゲーム事業者にとって経済的負担を伴うものになる。 ４　また，「コンプガチャ」に関する景品表示法の問題は，ゲーム内でレアなアイテムを取得するためユーザーが多数のアイテムを購入する等して多額の課金が発生する問題が多発し，社会問題になったこともあり，消費者庁が，一定の場合には景品表示法上のいわゆる「カード合わせ」の禁止に違反するとして，見解を発表するとともに，事業者団体も自主的に運用ガイドラインを発表している。 ５　ゲーム業界はサービスの発展が著しいこともあり，今後も新たな法的問題が発生してくることが予想され，各法領域の基本的考え方を踏まえながら，妥当な解釈をしていく必要がある。

참고자료

· 없음