程度の大きさを表す形容詞に関する一考察‒「すごい」･「ひどい」･「はげしい」を中心に‒

서지정보

· 발행기관 : 한국일본근대학회
· 수록지 정보 : 일본근대학연구 / 75호 / 7 ~ 24페이지
· 저자명 : 김영아

초록

本稿では、韓国人日本語学習者の日本語の形容詞の語彙教育の一環として、程度の大きさを表す形容詞「すごい」「ひどい」「激しい」の意味・用法を実例に基づいて比較・考察した。 三語の共通点は、動きのあるものと結び付いて程度の高さを表し、程度が尋常ではない、普通には考えられない、より甚だしいことを表す。 相違点をみると、第一に、「ひどい」は語源的な論理性が絡んでくることからマイナス評価に、「すごい」はぞっとするほど驚きや恐ろしさの気持ちが含まれるが、プラス・マイナス評価に用いられる。「はげしい」の動き・動作性には間接的にマイナス評価に　　　なる場合があるが、形容詞自体はニュートラルである。第二に、「はげしい」は動きのあるものや動作性がある動詞と結び付いて、振幅のある動き、絶えない刺激、持続的な変化を表す動作性を持つ。第三に、文体面で「すごい」は会話文に多く用いられ、日常語とも言われるほど口語的であり、「ひどい」も口語的である。第四に、程度修飾に用いられる形容詞の副詞的用法に「すごく」「ひどく」があるが、辞書により副詞として別項目を立てるほど、程度の甚だしさを表す副詞として認められている。特に「ひどく」は、程度が段階を移っていく状態・さまを表す場合、程度の甚だしさだけを表して「ひどい」が持つマイナス評価の意味が無くなる特徴が見られた。

참고자료

· 없음