短歌雑誌 ポトナム の京城発行所 時代(1922年4月~1923年6月): 朝鮮短歌史の始まりと朝鮮歌人の誕生

서지정보

· 발행기관 : 고려대학교 글로벌일본연구원
· 수록지 정보 : 일본연구 / 33호 / 213 ~ 242페이지
· 저자명 : 김보현

초록

本稿は､植民地期朝鮮半島で創刊された短歌雑誌 ポトナム に注目した研究である ｡俳句とともに日本の伝統的短詩型文芸である短歌は､1910年代初から朝鮮半島に 渡ってきた日本人によって早い時期から詠まれ､最初は主に日本語新聞·雑誌でその 創作が行なわれた｡しかし､朝鮮半島で本格的な短歌の歴史は､短歌を専門にする歌誌 の刊行によって始まった｡現在までの調査によると､過去朝鮮半島で刊行された歌誌 は6種で､その中でも ポトナム は最も早く1922年に京城で創刊された｡むろん ポト ナム 朝鮮半島での期間は短いが､ ポトナム は､植民地期「朝鮮歌壇」を検討するう えで､最も重要な資料である｡さらに､そこで芽生えた「朝鮮歌人」は､過去「朝鮮歌壇」 だけではなく､日本の短歌史においても重要な存在である｡ ポトナム は､1922年4月 京城で創刊され､翌年の6月まで朝鮮半島で刊行された｡この時期が ポトナム の「京 城発行所時代」で､以降1945年までを「京城·東京発行所時代」と「東京発行所時代」に 分けて捉えることができる｡ 本稿では､まずこの三つの時期の中で「京城発行所時代」に注目し､創刊初期 ポト ナム の展開を当時､朝鮮半島の短歌事情と重ねて検討してみた｡そして ポトナム 同人の歌については､1923年発刊された合同歌集 莎鶏集 を通じて考察した｡2022年 100周年を迎える ポトナム において朝鮮半島での時期は短かったのが事実である｡ しかし､「京城発行所時代」の ポトナム は､「朝鮮歌壇」の系統を作り､著名な「朝鮮歌 人」を生み出すなど「地方歌誌」として役割を充実に果たしていた｡

참고자료

· 없음