日本語と韓国語のフィラーの機能に関する研究　 - 接触場面に着目して

서지정보

· 발행기관 : 한국일본어문학회
· 수록지 정보 : 日本語文學 / 1권 / 82호 / 123 ~ 139페이지
· 저자명 : 박성태

초록

本稿では、日本語と韓国語の自然発話データを用いて、フィラーの機能に関する日韓対照研究を試みた。具体的には、日本語母語話者（以下、JNS）と韓国語母語話者（以下、KNS）が日本語あるいは韓国語を用いた対面対話及び非対面対話を収集し、フィラーの機能について調査して、検定を実施した。その結果は、以下のとおりである。まず、JNS群とKNS群が母語で発話する際にはフィラーの機能が類似しており、全体的な傾向としてはJNS群とKNS群のいずれも母語話者同士の場面においても接触場面においても発話権維持と時間稼ぎの頻度が高いことがあげられる。そして、JNS群とKNS群が接触場面において外国語で発話した場合も同様の傾向が確認された。次に、対面対話と非対面対話を比較すると、非対面対話の方がフィラーの頻度が高いことがわかった。また、JNS群とKNS群が接触場面において外国語で発話した場合には、フィラーの頻度が増加することが確認された。最後に、JNS群とKNS群は使用言語に関わらず、対面対話に比べて非対面対話の方がフィラーの頻度が高いことが明らかになった。

참고자료

· 없음